デスクワークの仕事は常にパソコンと向き合っているので、画面に集中しているとついつい前かがみになってしまいます。さらに、猫背や足を組む、パソコンに対して真っすぐ座っていないなど、姿勢がどんどん悪くなっていきます。そのような姿勢を維持していると腰痛や肩こりを引き起こしたり、眼精疲労やストレスが溜まることがあります。これらの症状は連鎖しています。肩こりが原因で腰痛になったり、眼精疲労からストレスの蓄積につながることがあります。そのような姿勢を矯正するためにはいくつかの対策が必要です。
ひとつ目は「椅子」です。椅子の素材が柔らかいほうが体への負担は少ないです。背中にクッションを置くと寄りかかることができるので、前かがみになることは少ないでしょう。
ふたつ目は「座り方」です。腰痛になりにくい椅子の座り方は、リラックスした状態が机に対して直角であることです。さらに詳しくいうと、椅子の高さは足の裏が床につく程度であり、お腹のあたりに机がくるように調節し、握りこぶしひとつ分のスペースが空いている状態が良いでしょう。パソコンの画面との距離は50センチ程度離し、目線は斜め5~10度下に向けるようにしましょう。
そしてなにより無理のない時間で作業をすることが大切です。適度に休憩をとることで疲労を軽減することができます。疲れを感じた場合は、首を左右に傾け前後に伸ばしたり、手を上にあげ、伸びをしたりすると心身ともにリラックスすることができます。